December 23, 2004
おしらせ
11月からサービス開始のはずのLive365 Japanは、結局ほどなく「テスト期間中」になって未だそのままです。とりあえず無料で聴ける限りはと細々と定期ライブ放送を続けているのですが・・・。
さて本日は今年最後のライブ放送となりますが、えー、ライブ放送は本日をもってちょっと一区切り、来年以降はしばらくお休みの予定です。
Live365 Japanの問題もありますが、放置気味のサイト本体もそろそろ仕切り直しをしたいところですし。しばし冬眠しつつ、Live365の状況を様子見しつつ、また頃合いを見計らって戻ってまいります。Live365の無料サービスが結局存続するならまたそちらに戻りたいと思いますし、そうじゃなかったらまたなんか新しい遊びを考えまーす。
そんなわけで本日は今年の総括みたいな選曲で。それから近いうちに通常放送の曲も入れ替えする予定。よろしく。
October 30, 2004
Live365 Japan続報
Live365 Japanについての内情は今のところ「山崎潤一郎のネットで流行るものII」のエントリーが一番詳しそうです。
http://www.insideout.co.jp/yamasaki/archives/000179.html
うーむ。最初は、「日本の音楽権利者が横槍を入れたってのは考えすぎだろうな。単純に本国のビジネス方針からの判断だろうな」などと思っていたのですが、日本のどっかの会社が商売になると思ってLive365にアプローチしたということか? 今の時点ではこの社名非公開の会社がどういうビジョンを持っているのかわからないんで悪者にするのはアレだけどさ(でも社名非公開でこそこそやられちゃ悪口の一つも言いたくなるよ。まあいずれ公にされるか。)、どうかねー。気になるのは、邦楽の権利処理まで見据えた日本語サービス開始、有料化なのか? ってことだよねぇ。少なくとも、放送者として利用できないままのサービス開始というのは、あまりにも見切り発車すぎると思うんだけど。だってそこがLive365サービスの肝でしょうが。
それにしても、ネットラジオに国境ができてしまうってのも嫌な話ですなー。
October 29, 2004
Live365 Japan
ここんとこLive365のライブ放送をお休み気味だったのですが(すみません!)、そんな間にLive365が大変なことになっています。
11月1日よりLive365 Japanというものがスタートするそうです。
http://www.live365japan.com/
http://www.live365japan.com/comingsoon.html
http://www.live365.com/home/cni.live
これらを一通り読むとわかるのですが・・・どうも結局のところは、日本からのアクセスのみ有料化ということらしいのです。え~っ!!
本国でのサービスをおさらいしますと、本国サービスには無料サービスと、ひと月$5.95の有料サービス、VIP Membership (Preferred Membership)があります。有料サービスの利点は
・音声広告/ポップアップ広告が出ない
・高音質のMP3 Proで再生可能なRadio365プレイヤーが無料で使える
・全ての局が聞ける・・・ただし、無料サービスで聞けない局は金色のゴージャスなVIP ONLYマークがついていますが、何のことはない、あれは殆ど、ここ何年か更新停止の局。
・定員オーバーが無い・・・金色のVIP ONLYマークの局はもう一つ、定員オーバーの場合もあります。無料サービスだと、同時に100人以上は接続できない制限あり。
といったところ。Live365 Japanが提供するのは、この有料VIP Membershipにあたるもののみのようです。聞ける局は本国サービスと共通の模様。そして、Live365 Japanオープン後は、本国のサービスはVIP Membershipと放送者しか利用できないらしいのです。IPで制限するのかどうか、そのしくみはわかりませんが。つまり日本のリスナーは、もう無料でLive365を聞けないんですよ!
いろいろ事情があるのは解からなくはないですが・・・本国サービスでも頻繁にVIP Membershipを勧めてくるので、米ネットラジオの楽曲使用料が決まった後、結構台所事情が厳しいのかも知れませんし、本国の広告しか出していないサービスに日本の無料会員が増えても会社としては迷惑なだけですから。個人的には、まあ多少のお金は支払ってもいいかなと思ったりするけど、多くの人は、無料だからこそ利用しているけど月600~700円(実際はドル建てで$5.95。但し半月分一括だと$4.45。500円ちょい)を払うのならちょっと・・・というところではないかしら?有料化と引き換えに日本の曲も権利処理してくれて流せる/聞けるのなら良いのですが、今のところそうではないし・・・。
ちなみに、今のところ日本サービスからは放送局を作ることができません(そんな状態で日本サービスをオープンするのがそもそもどうなのよ? という気がする)。「日本音楽著作権協会(JASRAC)の制度上の問題から、開始当初、Broadcastサービスなどに制約を受けざるをえない状況にありますが、今後、鋭意解決していく所存です」とあります。推測なんですが、まず本国サービスそのままに洋楽オンリーの局を開設する時点で、JASRACの制度に引っかかっているということですかね? それをクリアしたとして、邦楽を流すにはさらにレコード会社との交渉も必要になるわけですが、とてもそこまで話が進んでいるようには思えないなぁ。
よい方向に考えるなら、日本のLive365リスナーが無視できない数になってきた・・・それなりにネットラジオがビジネスになる目処が出てきた、ということで、これをきっかけに、諸々の権利をクリアした本当の(邦楽も流せる)日本版Live365にあたるサービスが(他の会社でもいいので)始まればいいなと期待はするのですが、それにしてもなぁ・・・やっぱりネットラジオは無料で聞けるからこそだと思うんだけどなぁ・・・。
そんなわけで、MLFは今後どうしよう。とりあえず本日夜22:00~と、日曜夜には、「しばらくお別れかもライブ放送」をしています。多分。
September 18, 2004
ソニーもCCCD全廃?
さて昨日のavexのニュース、最初僕はそんなにビックニュースとは感じていなかったのですが(・・・プレスリリースで宣言したのはちょっと驚きだったけど、昨日書いたように東芝EMIもガチガチCCCD路線から外れてきたので、同じような程度なのだと思ってた)、しかしどうもソニーもCCCDを止める(こちらは全廃)方向のようですし、業界全体で大幅にCCCD縮小の流れになりそうな(もう裏でそんな話がついていそうな)気配ではありますね。そんな訳でもっと大げさに喜んどいて良いのかも知れない。ばんざーい!!
まあしかし、音楽パッケージにコピープロテクトを施すことの是非については、これでようやくもともな議論ができる段階になったんだと思うのですよ。CCCDは全然そのレベルに満たない不良品だったわけで。既にSACD/DVD-Audioという、デジタルコピー防止の策が取られたメディアは出来ているので、まあそちらへの移行を進めるのが今後考えられる普通の流れですが、「じゃあ来月からCDやめ、SACD/DVD-Audioに全面切り替え」なんて事は当然出来ませんから、当面はCDとSACD/DVD-Audioを併売して、移行は市場に・・・ユーザーの選択に任せるしかない。では果たしてCDとSACD/DVD-Audioを並べて売って、SACD/DVD-Audioを選ぶユーザーはどれくらい居るのか? iPodにコピー出来ないメディアを、「やっぱ音がいいからこっちだよね」とみんな選んでくれるのか? SACDにはCDとのハイブリッドという道がありますが、どっかでCDを外すタイミングが訪れるわけだしね。
そこには音楽配信サービスの普及も絡んでくるんでしょうね。今の日本の重DRMのサービスはお話にならないんですが、まあiTunes Music Storeが上陸すれば、いやそうでなくても、もう少しDRMを緩くして使い勝手を良くしないと売れないというのは分かってるでしょうから。SACD/DVD-AudioとCDとiTMSが並んでいたらどれを買うか、これは結構人それぞれでしょうね。僕なんかは、(iTMSを実際利用してみて、そしてギフトカードが安く買える環境になって気付いたんだけど)結構まだパッケージに愛着がある人みたいで、CDが手に入るものについては極力そっちを選ぶかな? じゃあSACD/DVD-AudioとiTMSの二択なら? これは難しいなぁ。恐らくお気に入りのアーティストの新譜が、CDではなくSACD/DVD-Audioのみのリリースになった時点で、対応プレーヤーは購入して、たとえリッピング出来なくてもその作品は買うだろうな。でもそれほど思い入れがないアーティストはiTMSで済ませちゃう。お気に入りのアーティストは当然iPodでも聴きたいから、両方買うことになるんでしょうね。そうなると高くつくよねぇ・・・
この辺の問題をうまく解決して、CD時代の使い勝手の良さ(常識的な私的複製の自由さ)を損なわず、むしろより便利な方向に進み、金額的な負担も増えないような音楽の売り方ができれば、その時に音楽業界はまた盛り上がるのでしょう。まだいろんな方法が考えられそうですよね。SACD/DVD-Audioに圧縮音源のデータトラックを入れるのがいいのかも知れない。そうこうしているうちに、数年先にはダウンロードサービスを通り越して、携帯電話に音楽プレーヤーがくっついて、月々500円なり1000円なり払えば中央サーバからのストリーミングで好きな音楽を聴き放題なんてサービスが始まるかもしれない(いつでもどこでも聞けるのであれば、ファイルを所有する必要なんてないし、違法コピーも意味がない)。これから先しばらく、音楽の売り方がどのように変わっていくのか興味深いですね。
さてCCCDに話を戻すと、残るは世界的にトチ狂ってるEMIがどうなるのかってところですか。フランスでの訴訟があったし、これも期待できる方向に進んでると見ていいのかしら?
September 17, 2004
エイベックス、CCCDの採用を弾力化
へぇぇ。東芝EMIも何となく弾力化の気配がありますが、avexはきっちりプレスリリースで発表しましたね。完全にCCCDリリースが無くなるわけではないかもしれませんが、少なくともアーティスト側がCCCDを好まなければ回避できるんでしょうね。
こうなるとあとはSMEがどうするのか。レーベルゲートCDは一応ソニー製HDDプレーヤーへの対応は取れているわけだから、独自路線で方針は変えないのかねー。それとEMIを中心とした世界的なCCCD化の流れはどっちに行くのか・・・
September 01, 2004
参加型音楽配信コミュニティ「recommuni」
SNSをベースにした参加型音楽配信コミュニティ「recommuni」、9/7よりベータ版始動。
具体的なシステムの詳細はまだよくわかりませんが、サービス概要を読むだけでも、これは面白そうなサービス。日本からこんなサービスが生まれるなんて。素晴らしい!
高橋健太郎氏がプランニングに参加しているようで、「owner's log」でもこのサービスについて触れています。
レーベル側の使用許諾を得るのはこれからのようですが、国内のインディレーベルの多くは賛同してくれると考えていいのかしら。海外のインディ・レーベルも権利処理してくれるのかなぁ。メジャーレーベルの許諾はしばらく難しいのかもしれないけれど、このサービスが盛り上がっても許諾を与えないような頭の固いレーベルなんて「まだ重DRMにしがみついているんですか? ダッセー!」って笑ってやりゃいいんですよ。個人的にはメジャーが参加しようがしまいがどうでもいいかなー。
それにしてもこの権利処理の作業ってとても大変なことではないのかしら。きちんとビジネスとして続いていくように応援したいですね。
August 27, 2004
「着うた」配信制限の疑い レコード5社、公取委立ち入り
「着うた」配信制限の疑い レコード5社、公取委立ち入り (asahi.com)
着うたなんぞどうなろうと構いませんが、本日の日経朝刊には、パソコンでの音楽配信サービスにも影響を与えるのではないかとの見解が出ていました。ソニーとavexはMora以外に楽曲を提供していないんでしたっけ。iTunes Music Store日本版の実現にも関わってきますかね。KNWTさんはネットラジオとの関わりを指摘。ふむふむ。
「コピー防止CDは私的複製権を妨害」と、仏EMIに訴訟
「コピー防止CDは私的複製権を妨害」と、仏EMIに訴訟(ITmedia ライフスタイル)
これはカーステの一部やPCで再生できないという点を突くだけではなく、「私的複製の権利を妨害している」として、正面からの争いをするということですかね。だとしたら、それで勝ったら凄いことだな。日本では何か勝算のある訴訟を起こす道は無いのかしら?
日本のCCCDのパッケージ表記って「PCにコピーできません、Windowsでは圧縮音源が再生されます、Macでは再生できません、カーステなど一部のプレイヤーで再生できない場合があります」等と、結構ご丁寧に隙が無く書かれているじゃない?(ひょっとして最近は省略されていたりするのかな?)「おいコラ! 書かれていることと違うじゃん」というケースは殆ど起こらないですよね。普通のプレイヤーに負担をかけて壊してしまうという問題は残るんだけど、それは因果関係を証明できないから。
一方よその国のCCCDのパッケージ表記って、割とアバウトな物が多い気がする。手元にEMI France (Labels)のCCCDが一枚あるんだけど、
This disc contains Copy Control technology. It is designed to be compatible with CD Audio players, DVD Players and PC - MS Windows 95,Pentium 2, 233MHz 64MB RAM or higher, Mac OS 8.6-9 with the CarbonLib extension and Mac OS X.
これだけ。これだと結構ツッコミどころあるよなぁ。そういえば分からないのが、アチラのCCCDって、上記のようにMacで大丈夫って書かれているものがよくあるんだけど、これってどういうこと? Windows対応ってのは圧縮音源トラックのことを指していると思うんだけど。
ちなみにこのCDは、M83の「Dead Cities, Red Seas & Lost Ghosts」のEU盤。Windowでは専用プレイヤーが立ち上がって、圧縮音源が再生されます(プレイヤーのクレジットにMidbar Techの名前が入っています)。Macでは普通のCDとして認識され、ちゃんとCD音源部分が再生されているようです。iTunesでリッピングも普通にできます。実はWindowsでも、自分の環境ではリッピング可でした。そんでMDにはコピーできません。んー、なんだろ、Macrovision(Midber)のCDSをベースに、MDコピー不可のフラグを入れて、CD-DAのエラーを減らした(無くした?)とか、そういうのかしら。
もうひとつ、ドイツ盤のCCCDで分からないのがあって。手元にドイツプレスのEU盤と思われるCCCDが2タイトルあって、
Virginia Jetzt!「Wer hat Angst vor」(Universal/Motor)
Pet「Player One Only」(EMI/Virgin)
これCCCDのマークは入っているものの、Windowsで専用プレイヤーが立ち上がることもなく、Win/Macとも普通のCDとして認識されてリッピングも出来る。盤面にCCCD特有のリングも無い。MDにもコピーできる。全く普通のCDと違いが分からないの。1タイトルだけなら、何かの間違いでCD-DAにマーク入れちゃったのかなーと思っていたんだけど、手元にあるドイツ盤CCCD2タイトルが両方とも同じ現象なんで、ドイツ盤CCCDは一体どういう仕様なのかなと?
何にせよ、ドイツでもフランスでもiTunes Music Storeが始まって、そこで買った曲はCD-Rに堂々と焼けるんだから。CCCDの存在はもうおかしいでしょ。そう考えると日本の状況は最悪。
August 26, 2004
カーネーションBBSの荒れっぷり
すっかり夏休み中のMLFですみません。ラジオもさぼりっぱなしですが、ぼちぼち更新したいです。本日23時はライブ放送。
ここ最近の話題としては、例のカーネーションのBBSの荒れっぷりを追いかけてもやもやとした気持ちになっております。うーん。
問題となった発言には僕も納得できなくて反論したい部分はありますが、だからといって冨永氏に対してはそんなに腹が立ったりはしないかな。むしろ腹が立つのは、そういった矛盾した発言を生んでしまうような状況を作って知らん顔している、全社的にCCCD導入を決めて例外を認めないレコード会社の上の方の誰かに対してです。冨永氏は基本的にはCCCDを回避したい立場のようですし、であればあの発言についてはきっちりとこちらの気持ちを伝えればお互いの溝は直ぐに埋まるはずだったんじゃないかと思います。でもBBSという場は、そう理想的には話が進まないんですよねやっぱり。
思ったのは、CCCD化の流れを止めるのに、もうアーティストや制作サイドが僕らにとって最後の頼みの綱だったりするんですよね。我々リスナーよりレコード会社に近いところにいるんだから、何とかして頂けないかと期待したいところなんです。だから筋違いでわがままなことだと思っても、ついついCCCDを出すアーティストにひとこと言ってしまう。オフィシャルサイトのBBSにCCCD反対の書き込みをする人を疎ましく感じる人もいると思うけど、いちリスナーがCCCD反対のためにできることって、不買とそれくらいしか無かったりするし。関係者も読み書きしているBBSにリスナーの思いを書くのは、一応は意味のある手段だと思うんですよ。でも制御が難しいんだよなぁ、結局まともな議論は無理なんだよなぁ匿名のBBSは。
とにかくアーティスト側を怒らせるような一方的な書き込みをしてちゃどうしようもないでしょ。けんか腰じゃ駄目よ。ここはお願いをして、手を組むべきところでしょ。敵はそこじゃないんだから。そんなつまらない言い争いをしている場合じゃないんだから。
