December 26, 2002

第三舞台 VINTAGE BOX/新国立劇場「ピルグリム」

昨年の公演をもって10年間の休業に入った第三舞台。90年代の作品を中心としたDVDボックスセット発売。「朝日のような夕日をつれて'91」「天使は瞳を閉じて(International Version)」「トランス」「スナフキンの手紙」「リレイヤーIII」「朝日~'97」に、ボーナスディスク「ピルグリム」の7枚組。副音声に役者達による当時を振り返りつつの解説が入ってます。
思えば最初に観た第三舞台の芝居が98年の「ピルグリム」でして、まあ当然というか、半分くらい意味がわからなかったんですが、でも受けたインパクトはそれは凄いものでした。また後にいくつかの作品の戯曲を読んだ時に、ホンとしてはこの作品が一番面白いなあとも感じました。当時流行っていた「伝言ダイヤル」を取り上げているのですが、それまでの作品のテーマの一つだった「共同体論」から発展し「ネットワーク」に注目した最初の作品だったのかもしれません。これが94年「スナフキンの手紙」のパソコン通信、昨年の「ファントム・ペイン」でのインターネットの匿名掲示板、というところに繋がっています。

第三舞台時代にもこの芝居の再演を期待していたのですが、嬉しいことに来年1月、新国立劇場のシリーズ「現在へ、日本の劇」Vol.1として、この「ピルグリム」の改訂再演が行われます(1/14~2/2)。出演は市川右近・富田靖子・山本耕史ら。第三舞台からは山下裕子が出演します。楽しみ。

021226_1.jpgえーっと、ちょっと音楽の話を。ピルグリム初演のオープニングでも使われていて、第三舞台のテーマ曲ともいえるOPUSと言うバンドの「Live Is Life」、一時期なかなか入手困難だったのですが、昨年あたりに再発音源が出たようです。97年に録音された新録バージョンというのがあって、僕は去年くらいにCDNOWでこのシングル入手しました。名曲です。

Posted by Galaxie586 at December 26, 2002 12:56 PM