May 29, 2003

iTunes共有機能をさらに考える

AppleのiTunes Music Storeはまだ半人前(CNET Japan)

そうそう。iTunes Music Storeに期待したいことはまだ色々ある。あの沢山の楽曲の中に、僕の知らない名曲がまだまだ埋まっているに違いない。その楽曲達に出会えさせてくれるサービスが欲しい。(日本でサービスが始まっていないのにこんな話してもしょうがないけど、それは置いといて。)
一つはネットラジオ。他の先行サービスがやっているけど、細かいジャンル指定が出来たり、指定したアーティストと似た音楽性のアーティストを流してくれるようなやつね。もちろん気に入ったら1Ckickで購入できる。これは無料で提供。それと、Rhapsodyのような定額聴き放題ストリーミングのコースを追加してほしい。どうも上の記事を読むと、Appleは定額契約サービスに否定的みたいだけど、1曲単位の購入とは別コースとして作ってもらえると、まず定額契約が必要なRhapsodyに比べユーザーの選択の幅があってアドバンテージがある思うのだが。インターフェイスはもう出来ているんだから。今の30秒試聴の代わりにフルサイズの楽曲を流せば良いだけ。(ちなみにコレがiTunesのブラウズ画面。これはMusicStoreで、リストをダブルクリックで30秒の試聴ができる。ローカルディスクのライブラリ表示も、ストリーミング共有のライブラリも、ほぼ同じインターフェイスに統一されている。)

ところで話は変わって、音楽配信メモのアンケート調査。「ファイル共有にいくらまでならお金を払って良いか」という質問で、「1000円程度なら」という答えが多い。でも2500円以上払っても良いという人も結構いて意外。実際にサービスができたとしたら本当に払うか怪しいけど。
実際にサービスができたとしたら・・・って、音楽業界に許可を取った、合法的な共有サービスって有り得るのだろうか? どうもイメージが湧かない。ユーザーが勝手に作ったクオリティの不確かなものの流通を認めるとは思えないし。
でも、iTumesをいろいろいじっていて思いついた。例えばこんなサービスはどうかしら。

iTunesには、Music Storeという楽曲購入のシステムと、ストリーミング共有という、P2Pファイル共有にも通じるシステムの両方が備わっている。購入した楽曲はストリーミング共有できないし、インターネット経由のストリーミング共有機能は結局廃止になっちゃったので、この2つは今のところ結びつかないのだけれども・・・
ここで話は最初に戻って、Music Storeで定額聴き放題ストリーミングサービスが始まったとする。Rhapsodyと同じく月$10位が妥当? で、このコースを契約すると、インターネット経由のストリーミング共有をAppleのお墨付きで使えるようになるというのはどうだろうか? 共有・公開するプレイリストは、聴き放題サービス用にApple側から用意されている楽曲と、自分の手持ちのMP3ファイルの両方を組み合わせて作ることが出来るようにする。聴く側は、Appleで用意されている楽曲はAppleのサーバから、それ以外は共有先のPCからストリーミングされるという、ハイブリッド型ストリーミングになる(もちろんここにも、Appleが用意した楽曲には1Click購入ボタンがついている)。
こうすれば、Appleで用意されている楽曲(すなわち市場に影響を及ぼす売れ筋の曲)が使われる限りは、業界側はクオリティの心配をすることもないし、きわめて合法。ユーザーは自分のオススメのプレイリストを提供しているだけに過ぎない。センスの良いリスナーの作ったプレイリストにより、旧譜も売れることだろう。一方、コアな音楽ファンにとっては、Appleが20万曲用意しようが100万曲用意しようが、品揃えに満足しないのではと思う。そういう人は同好の士を見つけてP2Pストリーミングを楽しむ。それを業界側が快く思わなくても、それはAppleに楽曲を提供しないのが悪い。あるいは共有のログを取れば、P2Pでどんな楽曲が人気か効果的なマーケティングが出来て良いかも知れない。
ついでに、Live365みたいな個人ラジオ局が開局できるサービスもつけちゃうのもいいな。これは誰でも聴けるようにして。

・・・多少乱暴な発想はあるかもしれないけど、こういうサービス、悪くないと思うのだが。Amazonなんかは、アソシエイトや「リストマニア」で積極的に消費者にプロモートを任せる方法を導入してるじゃない? あれの延長で、実際に音が聞けるようにしたもの、とも言えるかな。ほんと、音楽なんて、先ずは聴いてもらってナンボなんだから。

Posted by Galaxie586 at May 29, 2003 12:24 PM