最近ではフーバーオーバーの1stアルバム、それからeicoの「風花」、どちらもお店の試聴機で初めて知ったんだけど、CCCDじゃなかったら即レジに持って行ってましたよ。例えばミリオン級のアーティストなら、CCCD反対の声を無視して押し切ってもセールスが成り立つという考えもわからんでは無いけど、これからってアーティストをCCCDでリリースするのはさぁ・・・。おまけにフーバーオーバーやレミオロメンみたいに告知なしのCCCDリリースが原因でオフィシャル掲示板が閉鎖とか、そういうの結構無視できない傷になってしまうんじゃないの? これで本当に「音楽創造のサイクル」の維持と言えるのかしら。
そういえば、日本でのCCCD採用が初めてニュースになったのは、丁度2年前、2001年の大晦日、朝日新聞のトップ記事でした。そこには音質の低下や再生の不具合の問題は書かれてないのですが、パソコンを使って「マイベストCD」を作って楽しむ人の利便性を損なう点が指摘されています。この年の秋にiPodが発表されたばかりで、いよいよパソコンと携帯プレーヤーによる音楽利用が面白くなってきたところだったので、自分としては再生の不具合の問題が無くても「ふざけるな!」という気持ちでした。そして数ヵ月後、実際に発売されたCCCDは、CDとは呼べないとんでもない欠陥品で二度びっくり、だったわけです。
さて、今年のオーディオレコード生産金額についてRIAJの統計を見ると、11月の時点で前年同期比89%、今年もまたまた1割減ですよ。洋・邦で結構差があって、洋楽は前年比97%なのに、邦楽だけだと86%まで落ち込んでいます。ちなみに去年も同じような感じで、前年比は洋99%、邦85%、全体で88%。この数字から「ほら見ろ邦楽はCCCDの導入が進んだせいで売れないじゃないか」なんて意地悪な見方をするつもりはないけれど、違法コピーが売上減の主要因なら、洋楽も一様に落ち込んでいいんじゃないの? 邦楽の落ち込みはレンタル→コピーが多いからだとも言えるけど、じゃあCCCDはその抑止に全く効果を発揮していませんよ? むしろCCCD導入の昨年からより一層邦楽の落ち込みが進んでいるって。これをどう説明するのよ。まさか「まだまだCCCDの導入が足りないからだ。100%CCCDなら売上げは回復する」とでも?
別の要因を考えると、去年から今年について思うのはDVDの伸びですよね。自分も今年はたくさんDVD買ったし、CD買わなくなった分DVDを買った、って人は多いと思います。映画はしょっちゅうCD以下の値段で買えるセールをしているし、魅力的な全集モノのコンテンツも多かったし。こちらを見るとオーディオ/ビデオ合計だと前年同期比97%まで持ち直しています。エンタテインメントにお金を払う用意はあるけれど、音楽に魅力的なコンテンツが無いのでDVDコンテンツを買ったという、すごく真っ当で健全な結果だと思います。
もう少し詳しく見ると、DVDコンテンツの内1/3(生産金額ベース)が音楽コンテンツ。音楽DVDは大して安売りをしていないことを考えると結構検討しているなあと僕は思うのですが。