January 29, 2004

BEST ALBUMS OF 2003

遅ればせながら、2003年のマイベスト・アルバムを選んでみました。洋・邦10枚づつ。順位はあって無いようなもんですけどね。

■洋楽ベスト10

1.The Postal Service / Give Up
デスキャブ新譜も良かったですが、なんといってもこれ。エレクトロ二カ・ポップなバックトラックにBen Gibbardの優しいボーカルが見事なコラボレーション。

2.Stars / Heart
1stアルバムでは「This Charming Man」の名カバーが光っていたカナダの4人組。2ndも全編優しいメロディーにあふれた名作。全曲試聴できるので、是非聴いてみて!
→オフィシャル(全曲フル試聴)

3.Pernice Brothers / Yours, Mine & Ours
と、甘い男性ボーカル、美メロが特徴の1~3位となりました。このパーニスブラザース3rdも心地よいです。
→オフィシャル(フル試聴有り)

4.Guther / I Know You Know
Morr Musicの注目株。ジャケットのイメージ通りの澄んだキュートな楽曲。エレクトロニカ・ポップというより歌モノとしても素晴らしい一枚。
→オフィシャル(試聴有り)

5.Belle & Sebastian / Dear Catastrophe Waitress
確かに昔のような孤高の存在では無くなったのかも知れないけど、やっぱりいい曲揃っていますよね。

6.The Sea And Cake / One Bedroom
音響派とカテゴライズしない方が良いですよね。実はとてもポップで聴きやすいアルバム。エレポップなアレンジのDavid Bowieカバー「Sound & Vision」も良いね。

7.Radiohead / Hail To The Thief
「KID A」以降感じていた「プログレ」な印象が、バンドサウンドに戻ることによりさらに強まって。アルバム一枚通しての重み深みが感じられて良いです。

8.The Radio Dept. / Lesser Matters
fromスウェーデンの新人さん。シューゲイサー・サウンド+スウェディシュポップってところ?
→abcdefg*record(試聴有り) →labrador試聴

9.Mew / Frengers
楽曲のスケール感も中性的なボーカルも、この個性は無視できないですね。デンマークの4人組。

10.The Rapture / Echoes
自分若かったらすごーく好きになっていたかも。ちょっとライブ観てみたいですね。サマーソニックのパフォーマンスも評判良かったみたいだし。

次点はこんなところ。
Fountains Of Wayne / Welcome Interstate Managers
Zwan / Mary Star Of The Sea
The Strokes / Room On Fire
Junior Senior / D-d-don't Don't Stop The Beat
Yo La Tengo / Summer Sun

■邦楽ベスト10

1.Lamp / そよ風アパートメント201
「喫茶ロック」のような流行の言葉には収まらない実力を持っているのではと。普遍的な名曲を作ってくれそうな可能性を感じます。今後が楽しみ。

2.曽我部恵一 / 瞬間と永遠
シングル「White Tipi」はロックンロールとダンスの融合のまた一つ新しい形で最高。他の曲もシンプルなメッセージが良い方向。大人の自分にとっての数少ない同時代のロック・ミュージシャン。

3.ハシケン / 赤い実
一昨年の寿町フリーコンサートで一度聴いたきりの「FOR YOU」がずっと頭の中に残っていたのだけれど、ついに音源化。名曲。

4.Date Course Pentagon Royal Garden / Structure et Force
この楽曲も今後ライブでどんどん進化していくんだろうな。「PLAYMATE AT HANOI」の発展的ポリリズム「構造I」がシビレル。

5.柳田久美子 / 手と手と温度
女性SSW系はあまり守備範囲じゃないのですが、めずらしく気に入ったこの1枚。1曲目「スモールワールド」が素敵。高野勲プロデュース。

6.Capsule / Cutie Cinema Replay
昨年は2枚のアルバムをリリースのCapsule。多作ながらどの曲も完成度が高い。MARQUEE誌言うところの「フューチャー・ポップ」。

7.Mondo Grosso / Next Wave
初期のアシッド・ジャズな頃聴いただけで、しばらく追いかけていなかったんだけど、「SHININ'」が気に入ってアルバムを聴いたらこれがなかなか良いです。

8.Asian Kung-Fu Generation / 君繋ファイブエム
Fountains Of Wayneのライブの前座で初めて彼らの演奏を見て好印象。この手のバンドで詞・ボーカルにこれだけ力があるのは、実はなかなか貴重な存在では。

9.Spank Happy / Vendome, la sick KAISEKI
1stのわかりやすいポップ路線も大好きですが、この終始アンニュイな2ndもアリですね。楽曲だけでなく、菊地&岩澤のキャラクターに惚れているところもありますが。

10.Fantastic Plastic Machine / TOO
CCCDでのリリースだったのが残念です。後になってアナログで入手したものの、あんまり聞き込めていないので・・・。本当はもっと上の順位になるかも。

January 21, 2004

Warpの音楽配信サービス「Bleep」

Warpの音楽配信サイト「Bleep」がスタート。コレ素敵!
購入できる音源は205kbps VBRの高音質で、しかも面倒なDRMの付いていないMP3フォーマット。リミックスワークや、Final ScratchのようなMP3 DJユースでも使い勝手が良いように、っていう配慮でしょうかね。さすがWarp。
FAQを読むと、この英断にはもっと深い意味が込められているらしい。OTO-NETAさんが訳してくれてます。いいこと言っているなぁ。

iTunes Music Storeの緩やかなDRMもそれまでからすると充分画期的で、頑張っているなと思うのですが、Warp曰くそれでもまだユーザーには不便だと。で、128kbps程度の音質の物を違法DLして喜んでるんじゃねーよ、オレ達がもっといい音のファイルを安く売ってやるよ。売上げはきちんとアーティストに届けるから、違法DLなんて止めてアーティストを支援しないか? と。

確かに違法コピーの蔓延は深刻な問題で、今後は何かしら著作権についての啓蒙活動が必要になってくるのかなとは思う。でもCCCDのようにリスナー全てを泥棒扱いするようなものを出しておいて、あの「Respect Our Music」キャンペーンの、「コピーは犯罪ですよ。コピー行為で困る人がいるのですよ」というような教育の仕方、そして「私達の音楽を大切に」という何だかあいまいで道徳的な物言いは、どうにもスッキリしない。そんな啓蒙・説教を付けないともう音楽は売れない時代なのかしら? 僕は今まで意識してそんな事を考えていなかったのに、山のようにCDを買っている。だってCDを買うことが楽しいんだから。

Warpの違法コピーに対する対策はアプローチが違う。「リスナーを信じてこれだけ使い勝手の良いものを提供しますよ、利益の半分はアーティストに渡りますよ」というWarpの心意気に乗っかって、レーベルやアーティストをサポートする意識を持ちつつ楽曲を購入することの方が、違法コピーなんかより圧倒的に「楽しい」ことであって、ニセCDを売っているレコード会社の啓蒙よりよっぽど説得力があるのではと感じる。
そんなのは理想論できれいごとだと言われるかも知れない。まあ全てのレーベルがWarpのようになることはもはや無理だろうし、このような方法は限られた範囲でしか成功しないのかもとは思う。でもひとまずはそれでもいい。昨年から日本の音楽業界の姿勢には失望しっぱなしで、「こんな嫌な思いをするなら音楽という趣味から足を洗った方がよっぽど幸せなのでは?」と真面目に思ったほど(ただでさえ歳をとると同時代の音楽には疎くなりがちなのだから、音楽から離れるのは実は簡単なことだ)。でもWarpのようなレーベルがある限りは音楽を嫌いにならなくて済む。日本でも、もはやメジャーの姿勢の改善を望むよりも、新しいインディー・レーベルの登場を期待した方が良いのかもしれない。正規のリスナーに不便を強いるようなインチキCDにNo!と言い、音楽配信とネットラジオに理解があり、著作権について本音の言葉を語るインディーレーベルが登場したなら、きっと支持されると思うのだけれど。

で実際にBleepで数曲買ってみました。それで昨年出たBroadcastの新譜が試聴して気に入って、これならアルバム全曲欲しいなと思って、それからちょっと考えて「やっぱりCDが欲しいや」と思ったんですよね。全曲ダウンロードで$9.99。恐らくCDだとその倍くらい。ダウンロードしてRに焼くことも出来るんだけど、やっぱりアルバムなら倍払っても本物が欲しい。どうもこの辺りが自分の感覚だというのが分かりました。当面自分の中ではダウンロードとパッケージは共存できる感じ。この感覚は人それぞれなんでしょうね。物理的なスペースが邪魔だからとにかくダウンロードの方がいいという人もいるだろうし、Rに焼けば同じような物だからと安い方を買う人もいるだろうし。
ところで、このBleepの試聴方法は頭いいと思わない? 一曲分の波形っぽいのが表示されて、好きなポイントをクリックすると30秒づつ試聴できるの。丁度アナログで所々に針を落として確認する感覚。これ考えた人エライ。

音楽配信メモに詳しい考察。

January 07, 2004

iPod mini発表

出ましたiPod mini。噂では100ドル程度でフラッシュメモリ搭載機なのでは? と言われていましたが、結局機能的には現行シリーズとほぼ同じで容量4GB。価格は$249。日本での価格は未定ですが、多分26,800円位かしら。iPodの一番最初のモデルが5GBで、その後だんだん大容量化していったのですが、まあ4~5GBもあれば十分な人は多いわけで、丁度1インチで4GBのHDDが開発されたタイミングで小型モデルの投入ってことですね。名刺サイズ、といっても日本の名刺よりややスリムな感じ。二つ折携帯電話くらいの感覚かな?(現行モデルとの比較
既存シリーズのローエンドモデルは10Gから15Gに容量が増え、さらに31,800円($299)に値下げになったので、単純に価格/容量で比べると割高感があるんですが、でも実はそう高いわけでもない。他社に4GBモデルが無いのだけれど、1インチHDD搭載機で比較すると、Rio NITRUSが1.5GBで26,800円。NOMAD MuVo2も1.5GBで実売価格は同程度なんで、4GBで同じ価格なら悪くない。とはいっても日本での発売は4月なんでその頃には多分競合機が出てますね。そういえばiTunes Music Storeの日本でのサービス開始が春頃という噂があったり無かったり・・・

January 01, 2004

A HAPPY NEW YEAR

A HAPPY NEW YEAR

あけましておめでとうございます。
今年もMusic Liberation Frontをよろしくお願いします。