December 23, 2004

おしらせ

11月からサービス開始のはずのLive365 Japanは、結局ほどなく「テスト期間中」になって未だそのままです。とりあえず無料で聴ける限りはと細々と定期ライブ放送を続けているのですが・・・。

さて本日は今年最後のライブ放送となりますが、えー、ライブ放送は本日をもってちょっと一区切り、来年以降はしばらくお休みの予定です。
Live365 Japanの問題もありますが、放置気味のサイト本体もそろそろ仕切り直しをしたいところですし。しばし冬眠しつつ、Live365の状況を様子見しつつ、また頃合いを見計らって戻ってまいります。Live365の無料サービスが結局存続するならまたそちらに戻りたいと思いますし、そうじゃなかったらまたなんか新しい遊びを考えまーす。

そんなわけで本日は今年の総括みたいな選曲で。それから近いうちに通常放送の曲も入れ替えする予定。よろしく。

October 30, 2004

Live365 Japan続報

Live365 Japanについての内情は今のところ「山崎潤一郎のネットで流行るものII」のエントリーが一番詳しそうです。

http://www.insideout.co.jp/yamasaki/archives/000179.html

うーむ。最初は、「日本の音楽権利者が横槍を入れたってのは考えすぎだろうな。単純に本国のビジネス方針からの判断だろうな」などと思っていたのですが、日本のどっかの会社が商売になると思ってLive365にアプローチしたということか? 今の時点ではこの社名非公開の会社がどういうビジョンを持っているのかわからないんで悪者にするのはアレだけどさ(でも社名非公開でこそこそやられちゃ悪口の一つも言いたくなるよ。まあいずれ公にされるか。)、どうかねー。気になるのは、邦楽の権利処理まで見据えた日本語サービス開始、有料化なのか? ってことだよねぇ。少なくとも、放送者として利用できないままのサービス開始というのは、あまりにも見切り発車すぎると思うんだけど。だってそこがLive365サービスの肝でしょうが。

それにしても、ネットラジオに国境ができてしまうってのも嫌な話ですなー。

October 29, 2004

Live365 Japan

ここんとこLive365のライブ放送をお休み気味だったのですが(すみません!)、そんな間にLive365が大変なことになっています。
11月1日よりLive365 Japanというものがスタートするそうです。

http://www.live365japan.com/
http://www.live365japan.com/comingsoon.html
http://www.live365.com/home/cni.live

これらを一通り読むとわかるのですが・・・どうも結局のところは、日本からのアクセスのみ有料化ということらしいのです。え~っ!!
本国でのサービスをおさらいしますと、本国サービスには無料サービスと、ひと月$5.95の有料サービス、VIP Membership (Preferred Membership)があります。有料サービスの利点は

・音声広告/ポップアップ広告が出ない
・高音質のMP3 Proで再生可能なRadio365プレイヤーが無料で使える
・全ての局が聞ける・・・ただし、無料サービスで聞けない局は金色のゴージャスなVIP ONLYマークがついていますが、何のことはない、あれは殆ど、ここ何年か更新停止の局。
・定員オーバーが無い・・・金色のVIP ONLYマークの局はもう一つ、定員オーバーの場合もあります。無料サービスだと、同時に100人以上は接続できない制限あり。

といったところ。Live365 Japanが提供するのは、この有料VIP Membershipにあたるもののみのようです。聞ける局は本国サービスと共通の模様。そして、Live365 Japanオープン後は、本国のサービスはVIP Membershipと放送者しか利用できないらしいのです。IPで制限するのかどうか、そのしくみはわかりませんが。つまり日本のリスナーは、もう無料でLive365を聞けないんですよ!

いろいろ事情があるのは解からなくはないですが・・・本国サービスでも頻繁にVIP Membershipを勧めてくるので、米ネットラジオの楽曲使用料が決まった後、結構台所事情が厳しいのかも知れませんし、本国の広告しか出していないサービスに日本の無料会員が増えても会社としては迷惑なだけですから。個人的には、まあ多少のお金は支払ってもいいかなと思ったりするけど、多くの人は、無料だからこそ利用しているけど月600~700円(実際はドル建てで$5.95。但し半月分一括だと$4.45。500円ちょい)を払うのならちょっと・・・というところではないかしら?有料化と引き換えに日本の曲も権利処理してくれて流せる/聞けるのなら良いのですが、今のところそうではないし・・・。

ちなみに、今のところ日本サービスからは放送局を作ることができません(そんな状態で日本サービスをオープンするのがそもそもどうなのよ? という気がする)。「日本音楽著作権協会(JASRAC)の制度上の問題から、開始当初、Broadcastサービスなどに制約を受けざるをえない状況にありますが、今後、鋭意解決していく所存です」とあります。推測なんですが、まず本国サービスそのままに洋楽オンリーの局を開設する時点で、JASRACの制度に引っかかっているということですかね? それをクリアしたとして、邦楽を流すにはさらにレコード会社との交渉も必要になるわけですが、とてもそこまで話が進んでいるようには思えないなぁ。

よい方向に考えるなら、日本のLive365リスナーが無視できない数になってきた・・・それなりにネットラジオがビジネスになる目処が出てきた、ということで、これをきっかけに、諸々の権利をクリアした本当の(邦楽も流せる)日本版Live365にあたるサービスが(他の会社でもいいので)始まればいいなと期待はするのですが、それにしてもなぁ・・・やっぱりネットラジオは無料で聞けるからこそだと思うんだけどなぁ・・・。

そんなわけで、MLFは今後どうしよう。とりあえず本日夜22:00~と、日曜夜には、「しばらくお別れかもライブ放送」をしています。多分。

September 01, 2004

参加型音楽配信コミュニティ「recommuni」

SNSをベースにした参加型音楽配信コミュニティ「recommuni」、9/7よりベータ版始動。

具体的なシステムの詳細はまだよくわかりませんが、サービス概要を読むだけでも、これは面白そうなサービス。日本からこんなサービスが生まれるなんて。素晴らしい!

高橋健太郎氏がプランニングに参加しているようで、「owner's log」でもこのサービスについて触れています。

レーベル側の使用許諾を得るのはこれからのようですが、国内のインディレーベルの多くは賛同してくれると考えていいのかしら。海外のインディ・レーベルも権利処理してくれるのかなぁ。メジャーレーベルの許諾はしばらく難しいのかもしれないけれど、このサービスが盛り上がっても許諾を与えないような頭の固いレーベルなんて「まだ重DRMにしがみついているんですか? ダッセー!」って笑ってやりゃいいんですよ。個人的にはメジャーが参加しようがしまいがどうでもいいかなー。

それにしてもこの権利処理の作業ってとても大変なことではないのかしら。きちんとビジネスとして続いていくように応援したいですね。

August 27, 2004

「着うた」配信制限の疑い レコード5社、公取委立ち入り

「着うた」配信制限の疑い レコード5社、公取委立ち入り (asahi.com)

着うたなんぞどうなろうと構いませんが、本日の日経朝刊には、パソコンでの音楽配信サービスにも影響を与えるのではないかとの見解が出ていました。ソニーとavexはMora以外に楽曲を提供していないんでしたっけ。iTunes Music Store日本版の実現にも関わってきますかね。KNWTさんはネットラジオとの関わりを指摘。ふむふむ。

December 28, 2003

Coca-Colaの音楽サービス

031228_1.jpg音楽配信サービスラッシュ。Coca-Colaが音楽配信サービスってニュースで思い出した。Coke Studios (Coke Music)ってサービスはちょっと面白いと思っていたんだけど。
これベースとなるサービスはHabooって仮想スペース型チャットで、それに音楽で遊べる付加価値を付けたもの。自分のスタジオでループ素材を組み合わせて曲を作って、それをクラブに持って行ってプレイして、お客さんに評価してもらってポイントを稼ぐ。
Habooのシステムは良く出来ているんだけど、実際に遊んでみると意外ととやることがなくて飽きてしまう。まあ子供向けだからね。Coke Studioはそこにちょっとゲーム性を持ち込んでいて面白い。(でもやっぱり飽きる。あれ見てるとポイント稼ぐためのルーチンワークになっている感じ。DJブースに長い列が出来ている。)

それで何が言いたかったかというと、Habooは家具を揃えて自分の部屋を飾っていくのが一つの楽しみなんだけど、本当に自分の部屋みたいにさ、好きなポスター貼れて(JPEGファイルアップ)、部屋に好きな音楽流せる(MP3ストリーミング)とすげー面白いのに。そうthree degreesみたいに部屋に呼んだ友達同士で音楽聴くことが出来るの。ポイント払うとクラブ借りれてそこで音楽流せるとかね。どうよ?

Wi-Fiで局地的ネットラジオ

SFCはキャンパス全域でWi-Fi利用可能らしいんだけど、大教室で授業中にiTunesのストリーミング共有ってネタ。他の大学でもWi-Fiって普及してるの?

Rendezvousの破壊力

無線LANスポット内での局地的ネットラジオの可能性とかを空想したことはあったんだけど、なるほど大学の大教室くらいだと遊び甲斐があるかもね。iTunesのストリーミング共有機能の良く出来ている点は、相手を指定しなくてもRendezvousによって自動的にLAN内で起動中のiTunesを見つけてくれるところ。やっぱりiTunesの最大のウリはこれだ。権利関係方面のエライ人はまた渋い顔をするんでしょうけど、こういうの単純に面白いなぁと思います。
Wiredのこの記事この記事は半分笑い話だけども、こういった音楽をネタにした新しい遊び方・コミュニケーションの形は真面目に考える価値はあるかも。落ち込み気味の音楽産業を活性化させるヒントがあるんじゃないの?

PDAや携帯電話ユーザーがWi-Fiにより音楽を共有する『ツナ』
Media Lab Europe - tunA

radio.blog

自分のサイトにジュークボックスを設置できる「radio.blog」。Flashベースのプレイヤーです。
設置にはphpが動くサーバが必要。事前に付属ツールで各曲をMP3からswfファイルへ変換してアップロードします。自サーバに曲をアップすることになり、しかもオンデマンドで各曲が聴けるので、選曲には諸々注意ですけど、自作曲を手軽に聴いてもらうには良いツールではないかと。Flashのストリーミングはバッファリングも短くて快適。クロスフェードで曲が繋がるのも雰囲気あって良い感じ。
RADIO.BLOG.CLUBに登録すると、プレイリストが収集されて、リスナーが曲の検索できるようになります。

「いかんともしがたい」詳しい設置方法が。

December 10, 2003

Macでネットラジオ放送、「Nicecast」

NicecastMac OS Xでお手軽にネットラジオ放送が出来る「Nicecast」。シェアウェアで、今年いっぱいは$40を$30にディスカウント中。
ストリーミングサーバと放送ソフトが一緒になっているので、面倒な設定がいらない。さらに、iTunesの再生をそのまま放送できるようになっていて便利。今までMac OS Xでネットラジオやろうと思うと、Shoutcast とか Darwin Streaming Serverをストリーミングサーバに立てて、んー、放送用ソフトはMacAmpとかAudionなのかしら? 多分それより全然簡単。Windowsで言うとJetCastに近い感じです。これ面白いのは、エフェクトがやったら豊富なんです。「VoiceOver」のエフェクトを使うとマイクで音声が被せられるので、トーク系ラジオもバッチリかと。さらに、VSTやAudioUnitのプラグインも追加出来るみたい。

Stream Trackerというディレクトリサーバも用意されていて、そこに放送局を公開できます。トラック情報から、Amazonのジャケット写真を取って来るのがいいね〈でもヒットしない事が多い)。えーとまあ、局の公開には諸々注意ですけど・・・
放送には、もちろん外部のShoutcastサーバを使うことも可能。Live365サーバにも接続できます。

iTunesは4.0でストリーミング共有機能が実現し、最初はインターネット経由で他のMacのライブラリを聞くことが出来たのですが、すぐにそれが問題となって、アップデートにより共有はLANの中だけに限られてしまいました。ただ、家のiTunesのライブラリを会社で聞きたい、と思っている人もいるのではないかしら。このNicecastと、iTunesをリモートからコントロールできるソフトがあればそれが出来そうです。例えば「webRemote」というのを使うと、外部からブラウザでiTunesをコントロールできますね。探せばもっといいのがあるかも。

December 04, 2003

新生Napsterインプレッション

合法サービスとして生まれ変わったNapster、そりゃワルだった頃と比べちゃ気の毒だって。むしろ自分は、ただNapsterのブランド名だけ借りた程度になると思っていたので、ちゃんと機能面にNapster的思想が残っている気がして好印象。例によって日本からでも30秒の試聴まではできるので、試す価値はありますよ。

Napsterの大きな特徴は、1曲99セントのアラカルト方式と、月額9.95ドルの定額聴き放題(プレミアムサービス)方式を併せ持つところ。聴き放題のプレミアムサービスは、Rhapsodyのようなストリーミングだけではなく、ダウンロードも可能らしく、つまり好きなだけ落としてオフライン環境でも聴くことが可能。但しプレミアムのダウンロードでは携帯プレーヤーへの転送やCD焼き込みは出来ないので、その場合は1曲99セントを払ってアラカルト方式としてダウンロードします。非常に柔軟で、理想的な課金形態だと思います。ただ全ての楽曲がこのルールというわけではないらしく、このWIREDの記事によるとプレミアムのダウンロードに対応していない曲もあり混乱を招いているとか。プレミアムサービスではラジオ機能も利用出来ます。
プレミアムサービスはもしかして予想より会員数が伸びていないのかも知れませんが、僕は長い目で見ると1曲単位のアラカルト方式より定額制聴き放題の方に未来があると思っています。長い目というのは、PCだけでなく、携帯機器にも中央サーバから直接楽曲がストリーミングされてくる、というモデルが音楽配信の将来にあると思うので、そうなるとファイルを買って所有する必要性は薄れてくる訳で。それから、月に何万もCDにお金を使う音楽ファンにとって定額制聴き放題が嬉しいサービスなのはもちろんだけど、逆に今は殆どCDを買わないけど、月1000円程度音楽にお金を払うのは惜しくないと思っている人は多いのではないかしら? 定額制サービスにはそういう層を掘り起こせる可能性もあると思っているんだけど。

アラカルト方式と定額制のハイブリッドというのは、まあ後発サービスなら予想できる内容ですが、さすがNapsterだと思ったもう一つの特徴はユーザー間のコミュニケーション機能の充実。他のユーザーのライブラリやプレイリストを共有できるのです(Member「galaxie586」を検索すると試しに作った僕のライブラリが見れます)。自分の趣味と近いユーザーを見つけて、その人のライブラリから未知の新しい曲に出会えるというわけ。ユーザー同士でメッセージのやり取りも出来るし、プレミアムサービスであればフォーラムも用意されています。こういうのが邦楽でも出来たら楽しいだろうな・・・。

iTunes Music Storeと比較すると、何ていうかアプリケーションとしてのシッカリ感はiTunesの方が上かな。アーティストリストをブラウズして、楽曲をサクサク試聴していく動作はiTunesの方がストレスなく出来るような。楽曲数はどっちもどんどん増えてますね。新譜が入るのも早くなった気がします。オルタナ・インディーロック系は気持ちNapsterの方が品揃え良さそうでした。

December 03, 2003

「bitmusic」サービス強化

SMEが洋楽と旧譜を“150円”に~楽曲数も2万曲へ拡充

昨日日本の音楽配信事情にいろいろ文句言っていたら、SMEの音楽配信「bitmusic」がサービス強化。洋楽の音楽配信をスタートさせ(あれ今まで無かったっけ?)、料金も1曲150円に値下げ。アルバム単位の購入も始まり、こちらは1枚1100円から1600円程度。今後洋・邦とも楽曲を大幅に増やす予定らしいです。
これくらいの価格設定なら手を出しやすいですね。ただ結局、bitmusic/レーベルゲートって、Net MDかネットワークウォークマンを持ってない人にはあんまり魅力ないから・・・。逆に配信サービスがこれらの機器の購入を促す呼び水となっているかというと、ちょっと弱いですよね。そこを今後力を入れていくのだろうけど。
そもそも今の日本の音楽配信サービスは新譜シングルが中心なので、NapsterやiTunes StoreのようなCD焼き込みが出来ないのも、まあ考えてみれば仕方がない事か。bitmusic/レーベルゲートって、新譜はCDリリース日と同時に発売しているんですよね(よく知らないんだけど)? だったら、音質が落ちるとは言えCD-Rに焼けちゃちょっとマズイわな。NapsterやiTunes Storeの本国サービスには、CDリリースからある程度ずらすとか、約束事があるのかしら。

December 02, 2003

Napster / iTunes Music Store、日本上陸?

Roxio、音楽配信サービス「Napster 2.0」の説明会を開催
~12カ月以内に日本でのサービス開始を目指す

ファイル交換のナップスター、1年以内に日本で配信開始
アップル、音楽配信サービスを日本でも 04年にも開始

RoxioのNapster2.0とアップルのiTunes Music Storeが、2004年中に日本でのサービスを開始する方針を相次いで発表。うれしい話ではあるけれども、なにしろ日本のレコード会社には毎度失望されっぱなしなんで、今回も「本当にうまく交渉まとまるかなー?」と疑いの目。まあ本国と同じ洋楽タイトルだけでも個人的には満足だけど、どうせなら邦楽タイトルもバッチリ揃えて華々しくオープンして欲しい。無理かなぁ・・・
まず値段。本国の1曲99セント、アルバム丸ごと買うと1枚10ドル程度というのをそのまま持って来れるのか? そもそも米国のCD(アルバム)1枚15ドル程度に対してメジャー邦楽3000円って価格差があるもんね。それを考えると、1曲200円程度、アルバム2000円位でお茶を濁されそうな気も(ちなみに現状のレーベルゲート等の音楽配信サービスの多くが1曲210円)。でも200円を超えるファイルを気軽にいくつも買いたくなるかな? 1曲200円はともかく、アルバム2000円ってのは買わないな自分なら(レーベルゲートの配信にアルバム単位の購入というのは多分まだない)。
価格の問題はまだ良いのだけど、著作権保護の仕組みが本国サービスより制限されるようだとかなり萎える。iTunes Music StoreもNapsterも、3台までのPCへのコピー、携帯プレーヤーへの無制限の転送、CD-Rへの無制限の焼き込みが可能。但し同じプレイリストの焼き込みは回数が制限される。これはアルバムのコピーCD-Rを何枚も焼くのはさすがに駄目だけど、それ以外の私的複製の範囲の用途ならご自由にというスタンス。CCCDを推進しているような日本のレコード会社が、この緩い著作権保護の仕組みに簡単にOKを出すかしら? すんごい無理っぽい。でも、これくらいにしないと絶対売れないよね。出来ないのならサービス自体やんない方がマシ。
個人的に一番の期待は、Napsterのプレミアム・サービス、月額9.95ドルで楽曲聴き放題というものなんだけど、これ本国でも苦戦してるのかな。上のニュースによると、会員は数千人規模ってちょっと少なくない? そういえばSo-netが始める聴き放題サービス、Wonder Jukeは無料お試し期間が延長されて12/15まで、その後の本サービスは月額880円(So-net会員は480円)。価格はなかなかよろしいと思いますが、現在登録アーティストは(かなり偏った)400組程度、楽曲は1000~2000曲くらいかしら。本サービス時開始時には1万曲位の楽曲が揃うそうです。んー地味なスタートになりそうな。

October 19, 2003

iTunes Windows版登場/米音楽配信近況

iTunesのWindows版が登場、これでWindowsでのiPod利用がより快適に! 同時に音楽配信サービスのMusic StoreもWindowsに対応。Mac版から半年遅れてのスタートですが、当初「年末までに」ということだったから意外と早い対応。
iTunes、ほぼMac版と同じ機能が実現されているとのこと。日本語版は10/21配布開始なので、またその時試してみるとして(あれ、Windows 2000だと調子悪いのか、うーん・・・)。4月にMac向けのMusic Storeが登場してから、米音楽配信業界はいろいろと動きがあったのでおさらい。全部日本からは購入できないけどね・・・

5月にはListen.comを買収したRealNetworksが、Listen.comの音楽配信サービス「RHAPSODY」をRealブランドで開始。同時に楽曲のダウンロードを1曲79セントに値下げ。ただしRHAPSODYは月額会費9.95ドルを払っての聴き放題ストリーミングがベースのサービス。この場合ダウンロードは、実質CD-R焼き込みということになるけど、79セントというのはこの時点で最安値。
→Internet Wach

7月にBuyMusic.comスタート。iTunes Music StoreをそのままWeb+Windows Media 9ベースでやった感じ。スタート当初、一曲79セントから、という低価格がウリだったと思うんだけど、今見たら殆どが99セント以上で、1ドル以上と他のサービスより高い楽曲も多い。あらかじめ登録した他のPCへの転送、WMA+DRM対応の携帯プレーヤーへの転送、CD-R焼き込みも可能だけど、それぞれの転送回数の制限はレーベルによってまちまち。iTunes Music Storeと同じようなことやっているのに、音楽配信メモでもRECO-PLAY.COMでもいまいちネガティブな評価で、挙句ココココみたいなアンチサイトまで出来てしまうのはなぜだろう? という自分もやはり魅力を感じていなくて、さっきまでこの「BuyMusic.com」という何のひねりも無いサービス名を思い出せなかった。
→Internet Wach

9月末にはMusicMatchが「MusicMatch Downloads」を開始。1曲あたり99セントで、160kbpsのWMAと高音質。3台までのPCで同時に利用可能で、CD-R焼き込み、携帯プレーヤーへの転送も可能。インターフェイスはジュークボックスソフト「MusicMatch Jukebox 8.1」に統合されていて、これはiTunesをベースとしたMusic Storeと同様、なかなか使いやすそう。ちょっと試してると・・・Jukeboxは以前にも使っていたんですが、久しぶりに最新版を使ってみたらこれが面白い。
登録されているアーティストをアルファベット順にブラウズする向きにはiTunesの方が便利なのですが、MusicMatchはユーザーの好みに合わせたパーソナライズ機能に優れています。最初に自分の好きなアーティストを10組登録すると、オススメの楽曲を提案してくれるんです。で、選んだアーティストからさらに関連するアーティストへとどんどんリンクを辿って好みの音楽を探し出すこともできます。同じく好みを汲み取ったラジオ機能もあって、聴いていて気に入ったらBuyボタンを押して購入、ということもできるわけです。アーティストのバイオグラフィー、アルバムレビューやクレジットも見ることが出来て、音楽データベースとしても便利。日本からでもラジオと試聴は問題ないので、これは結構使える。同サービスは今後Dellが音楽プレーヤーを販売し、それと連携してDellブランドでも行われるという話があります。
→AV Watch

また、欧州では、8月にMicrosoftが「MSN Music Club」というサービスをスタート。実際の運営は英オン・デマンド・ディストリビューション(OD2)。今発売中の月刊アスキー11月号に記事があったんだけど、それによると料金体系が変わっていて、一応1曲0.99ユーロと、米国の各サービスと同程度の値段なのだけど、まず「Credits」という“ポイント”を買うらしい。100ポイント=1ユーロ換算。購入のタイプが「ストリーミング」、「テンポラリダウンロード」(携帯プレーヤー転送やCD-R焼き込は出来ない)、「パーマネントダウンロード」の3種類あって、それぞれ1、10、100ポイント程度だって。
→CNET Japan

そして今月29日にはNapsterが戻ってくる! Roxio社がNapsterと、不調に終わったPressPlayを買収し、合法的な音楽配信サービスとしてNapster 2.0が登場予定。Napsterという名を名乗るからには、やはり何かしらその思想が生きていて欲しいのだけど。とりあえず分かっているところだと、iTunes/MusicMatchと同じ1曲99セントのダウンロードに加え、月額9.95ドルを支払う加入契約のサービスも用意されているらしく、それだとユーザー同士でプレイリストの共有ができるみたい(Roxioサイト)。これは良さげだ。
→Japan.internet.com

などなど米音楽配信、盛り上がってますね。どうもWindowsの音楽配信は、Windows Media 9のDRMを利用したものが標準になりそうな気配なんだけど、Appleはどこまで頑張れるかしら。他のHDDプレーヤーよりiPodに魅力を感じる人は多いと思うけど。ユーザーにとっては結構悩ましい選択。

October 15, 2003

Live365更新

live365.gifLive365、通常放送のプレイリストを入れ替えました(随分ほったらかしにしてしまった・・・)。それから、音楽配信メモの「POOL Radio」で、今週DJを担当しています。こちらはよりギターポップ系中心の選曲になってます。よろしく。

さて、Live365の配信は、今までは最高品質で56KbpsのMP3フォーマットだったのですが、この間から64Kbps MP3Proフォーマットが使えるようになりまして、こちらの放送もPOOL Radioも今回このフォーマットを使って配信しています。
MP3ProってのはThomson multimediaが開発したフォーマットで、64Kbpsのレートで、従来のMP3の128K相当の音質が出て、かつMP3との互換性があるというものです(Proに対応してない、今までのMP3デコーダーでも再生可能。その場合音質は64K相当になりますが)。ただこれ一昨年に発表されたんですが・・・イマイチ普及の兆しがないような。同じく64Kで高音質なWMAに押されてしまってますね。自分もMP3Proの音を聞くのは今回が初めてでした。
で、配信は64K MP3Proで行われているのですが、実はデフォルトのLive365プレーヤーはMP3Proに未対応のようです。なので普通のMP3 64K相当の音質で聞こえます。今までよりちょこっと、音が良くなっている感じ。VIP Preferred Members(有料会員)の方はPlayer365-VIP Beta版が出ているので、これをインストールするとMP3Proの高音質で聞けるようです。えー、するとあれか、今後は有料会員と一般会員は音質の差別化もするってことかしら? うーん。
一般会員も、プレーヤーをデフォルトのLive365プレーヤーから、任意のアプリケーションに変更することにより、MP3Proの音質を体験できます。Live365ページの「Listen」タブ - 「Listen Settings」で、プレーヤーを変更できます。MP3Pro対応のプレーヤーって数が少ないみたいですが、WinAmpであればこちらでプラグインが落とせます。あとフリーウェアではJetAudioなんかもMP3Pro対応です。
これらのプレーヤーで聴いてみましたが、高音がクリアになってとても良い音ですよ。ぜひお試しを。

August 08, 2003

24時間ネットTV/MOK Radio

今週末はインターネット個人放送が熱い!

年に一度の個人放送・真夏の祭典、「24時間インターネットTV」が、明日9日(土)~10日(日)にかけて放送されます。これは「神南TV」「慶応SFC-TV」「東京大仏TV」の共同企画。タイムスケジュールを見ると真面目コーナーからユルそうなコーナー、モバイル中継など盛りだくさんの内容でとても楽しみ。台風接近で大変そうですが、頑張ってください~。

それから土曜日の深夜1時からは、「音楽配信メモ」ツダさん、「ミュージックマシーン」タクヤさん、「音楽聴こうよ!」suさん、「denki biribiri」実験さんの4人によるネットラジオ「MOK Radio」第2回。もうすぐ更新終了してしまう「ゲー魂」の辰さんがゲストで参加予定だそうです。こちらも聞き逃せない。

July 17, 2003

オンラインジュークボックス「Wonder Juke」

So-netが、日本初のオンラインジュークボックスサービス「Wonder Juke」のベータサービスを開始。海外では「RHAPSODY」等の定額制聞き放題サービスがあって、日本でもこういうサービスがあればなぁと思っていたのですが、遂に実現しましたね。本サービスは10月1日からで、それまでは無料で利用できます。

早速試してみました。Flashを使ったブラウザ(IE)ベースのインターフェイス。RHAPSODYと比べると使い勝手が今ひとつな気もするけど、慣れればそうでもないかな。
現在聴ける楽曲は、まだベータ期間・無料ということもあって、そうたいした事ない。ジャズ・フュージョン多め。あとテクノ・ダンス系だとProdigyがいきなり揃っていたり。あ、アン・サリーがある。これ聴きたかったんだ。各種テーマのネットラジオ機能もある。

うむ、なかなか悪くないと思います。あとは本サービスでどの程度楽曲が揃うか、使用料がいくらになるか、ですね。本サービスまでには1万曲以上の楽曲が揃うらしい。1万曲か。んーどんなもんだろ。今のところ殆ど邦楽は無くて、本サービス後も当面洋楽中心っぽい。SMEのみでもいいからJPopとか聴けると面白いのにね。あるいはそれが諸々の事情で無理なのなら、インディーズ楽曲を揃えるとか、あえて売れ線を外したセレクションで個性を出すのもアリかも。

So-net、オンラインジュークボックスサービス「Wonder Juke」開始(Internet Watch)
So-netが日本初の会員制聴き放題型音楽配信サービス「Wonder Juke」を開始-9月末まで無料で利用可能(音楽配信メモ)

July 13, 2003

Radio SMASH

さてあと2週間切ったフジロック。チケットも買った。
フジロックオフィシャルサイトで、ネットラジオ「Radio SMASH - FUJI ROCK FESTIVAL '03 スペシャル」放送開始。スマイリー原島氏とSMASH代表・日高正博氏のトーク+出演者の楽曲もオンエア。大将のフジロック裏話・ちょっといい話、内緒のたくらみ、注目バンド紹介など面白い内容です。んーこれ聴いて、見たいバンド増えた。

June 03, 2003

1曲79セント。「RealOne RHAPSODY」

iTunes話が続いたので、ついでに一応この話題も。

RealNetworks、全米最安値の音楽配信サービスを開始
~1曲79セントで書き込み可能(Internet Watch)

AppleのiTunes Music Storeが好調な滑り出しを見せ、年内にはWindows向けサービスも予定されているということで、米音楽配信サービスの競争が激しくなってまいりました。いずれにせよ、こうやって音楽配信業界が盛り上がるのは良いこと。

RHAPSODYが、実は会員数の伸びに苦戦しているのを考えると、月会費無しのAppleのやり方、まずは正しかったのかも知れない。でも今後も好調を維持できるかな? ちょっと自分が両サービスを使うことを想像。iMSについては最初は面白がって懐かしの名曲などを買ってみるだろうけど、数十曲も買えば思いつくものは揃ってしまいそう。基本的に好きな楽曲はCDで欲しいと思うし。そうなると、新譜や、逆に廃盤で入手困難な音源の充実が望まれるけど、今のところその点で十分な品揃えとは言えない。
一方、ロック名盤やジャズ、クラシックなど、自分にとっていずれ手を出したいけど当面手が回らないジャンルというのがあって、そういう向きにはRHAPSODYの定額聴き放題サービスは魅力的。いくら聴いても月CD1枚分もしない値段、安いものですよ。こういう考えの人も居るんだから、ジョブズさんが会員制サービスを全然評価していないのは残念(ジャズやクラシックなんて、iMSの30秒の試聴で買いたくなるなんて事有り得ないし)。

iMSとRHAPSHODYの比較をもう少ししてみる。iMSの利点は、iTunesという優秀なミュージックプレーヤーに統合されているということと、簡単に携帯プレーヤー(iPod)への転送が可能ということ。自分でCDからリッピングしたMP3のライブラリと、iMSで購入した楽曲を合わせて管理できるのは便利。ただし、Windows用のiTunesが同じような使い勝手を実現できるか、また同じ物が出来たとして、競合ソフトが多いアウェーでの戦いでどこまで善戦できるかは未知数。一方のRHAPSODY、RealNetworksによる買収により、もしかしてRealOne Playerと統合されたりする? そうなるとiTunesと形は近くなるかな。ついでに、今のところ79セントを支払って出来ることはCD焼き込みだけなのだけど、携帯プレーヤーへの転送も可能になると評価できる。もっとも、RHAPSODYはこういったモバイル機器への配信も考えているらしいから、こっちの方が先見の明があるのかも(僕はiPodなんて過渡期の製品で、究極の音楽配信はファイルを所有しない、ユビキタスなストリーミング配信だと思っている。帯域の確保や通信料の問題はあるだろうけど、まあ時が経てば解決するでしょ)。
RHAPSODYの方は、多機能なネットラジオが備わっていているのも評価のポイント。これはiMSも真似をして欲しいな。

ついで。
Amazonが音楽ダウンロード販売参入でAppleと対決?(CNET Japan)
こんな話があったと思えば

iTunesがAmazon.comで利用可能に?(ZDNN)

なんて噂もあったり。面白くなってまいりました。つーか日本で(以下ループ)。

May 29, 2003

iTunes共有機能をさらに考える

AppleのiTunes Music Storeはまだ半人前(CNET Japan)

そうそう。iTunes Music Storeに期待したいことはまだ色々ある。あの沢山の楽曲の中に、僕の知らない名曲がまだまだ埋まっているに違いない。その楽曲達に出会えさせてくれるサービスが欲しい。(日本でサービスが始まっていないのにこんな話してもしょうがないけど、それは置いといて。)
一つはネットラジオ。他の先行サービスがやっているけど、細かいジャンル指定が出来たり、指定したアーティストと似た音楽性のアーティストを流してくれるようなやつね。もちろん気に入ったら1Ckickで購入できる。これは無料で提供。それと、Rhapsodyのような定額聴き放題ストリーミングのコースを追加してほしい。どうも上の記事を読むと、Appleは定額契約サービスに否定的みたいだけど、1曲単位の購入とは別コースとして作ってもらえると、まず定額契約が必要なRhapsodyに比べユーザーの選択の幅があってアドバンテージがある思うのだが。インターフェイスはもう出来ているんだから。今の30秒試聴の代わりにフルサイズの楽曲を流せば良いだけ。(ちなみにコレがiTunesのブラウズ画面。これはMusicStoreで、リストをダブルクリックで30秒の試聴ができる。ローカルディスクのライブラリ表示も、ストリーミング共有のライブラリも、ほぼ同じインターフェイスに統一されている。)

ところで話は変わって、音楽配信メモのアンケート調査。「ファイル共有にいくらまでならお金を払って良いか」という質問で、「1000円程度なら」という答えが多い。でも2500円以上払っても良いという人も結構いて意外。実際にサービスができたとしたら本当に払うか怪しいけど。
実際にサービスができたとしたら・・・って、音楽業界に許可を取った、合法的な共有サービスって有り得るのだろうか? どうもイメージが湧かない。ユーザーが勝手に作ったクオリティの不確かなものの流通を認めるとは思えないし。
でも、iTumesをいろいろいじっていて思いついた。例えばこんなサービスはどうかしら。

iTunesには、Music Storeという楽曲購入のシステムと、ストリーミング共有という、P2Pファイル共有にも通じるシステムの両方が備わっている。購入した楽曲はストリーミング共有できないし、インターネット経由のストリーミング共有機能は結局廃止になっちゃったので、この2つは今のところ結びつかないのだけれども・・・
ここで話は最初に戻って、Music Storeで定額聴き放題ストリーミングサービスが始まったとする。Rhapsodyと同じく月$10位が妥当? で、このコースを契約すると、インターネット経由のストリーミング共有をAppleのお墨付きで使えるようになるというのはどうだろうか? 共有・公開するプレイリストは、聴き放題サービス用にApple側から用意されている楽曲と、自分の手持ちのMP3ファイルの両方を組み合わせて作ることが出来るようにする。聴く側は、Appleで用意されている楽曲はAppleのサーバから、それ以外は共有先のPCからストリーミングされるという、ハイブリッド型ストリーミングになる(もちろんここにも、Appleが用意した楽曲には1Click購入ボタンがついている)。
こうすれば、Appleで用意されている楽曲(すなわち市場に影響を及ぼす売れ筋の曲)が使われる限りは、業界側はクオリティの心配をすることもないし、きわめて合法。ユーザーは自分のオススメのプレイリストを提供しているだけに過ぎない。センスの良いリスナーの作ったプレイリストにより、旧譜も売れることだろう。一方、コアな音楽ファンにとっては、Appleが20万曲用意しようが100万曲用意しようが、品揃えに満足しないのではと思う。そういう人は同好の士を見つけてP2Pストリーミングを楽しむ。それを業界側が快く思わなくても、それはAppleに楽曲を提供しないのが悪い。あるいは共有のログを取れば、P2Pでどんな楽曲が人気か効果的なマーケティングが出来て良いかも知れない。
ついでに、Live365みたいな個人ラジオ局が開局できるサービスもつけちゃうのもいいな。これは誰でも聴けるようにして。

・・・多少乱暴な発想はあるかもしれないけど、こういうサービス、悪くないと思うのだが。Amazonなんかは、アソシエイトや「リストマニア」で積極的に消費者にプロモートを任せる方法を導入してるじゃない? あれの延長で、実際に音が聞けるようにしたもの、とも言えるかな。ほんと、音楽なんて、先ずは聴いてもらってナンボなんだから。

iTunes共有機能に制限

iTunes 4.0.1 アップデートが配布され、これにより残念なことにインターネット経由のストリーミング共有機能が制限されてしまった。(同じサブネット内の共有のみ可)。まあこうなることも予測できたけれども。

アップル、iTunesでの音楽ファイル共有に制限(CNET Japan)

記事から引用すると、


 「一部のユーザーによる、ネット上でのRendezvous音楽共有には、驚きと落胆を感じた。私たちは、友人や家族が、家庭などにある複数のコンピュータで、手軽に音楽を(コピーではなく、ストリーミングで流して)楽しめるようにと、この機能を設計した。だが、この機能を悪用してネット上で音楽を流し、面識さえない人にそれを聴かせているユーザーが居る」(Apple)

なんだかわざとらしいコメント。こういう使われ方を予測できなかったはずはないだろう。とりあえずリリースしてみて、業界の反応の様子を見ようということだったのかも知れない。まあダウンロードのツールが早くも出現したのは予想外だったろうけど。その穴だけ塞ぐ措置は出来なかったのか?
一応、友達同士で楽しむのは良しとしていたのかな。面識ない人にそれを聴かせるのは、果たして本当に「悪用」なのだろうか。ファイル共有と違って、自分に「見返り」がないわけだし。法は法として、実際は決して音楽業界の損になる行為ではないと思う。まあこれはAppleに文句を言うことではないな。

ちなみに、ココのJASRACの報告記事中でiTunesに言及している部分はちょっと話がずれている。発言者か執筆者のどちらかの勘違い。Music Storeで購入した楽曲は、(購入者のアカウントを設定しない限り)ストリーミング共有できません。

もう一度書くけど、自分はiTunes共有を利用して、今度CD買おうと思う楽曲が見つかった。それは戸川純とカーネーションの旧譜だったのだけれども。洋楽はネットラジオを通して結構新しい発見が出来るんだけど、購入前に邦楽の旧譜を耳にするのって本当に難しいのだ。そういう眠っている素敵な楽曲って多いと思う。(戸川純の旧譜はいざ買おうと思ってもとっくに廃盤というオチなんだけれども)。

せめて、インターネット経由の場合は一人だけ共有可、という措置でも良かったのでは? だって、家のライブラリを会社で聴きたいという私的利用の範囲内の楽しみ方はOKでしょ。

iTunesの話、次回に続く・・・

May 23, 2003

iTunes共有機能を考える

先月バージョンアップされたアップルのiTunes 4 にはストリーミング共有という革新的な機能がある。一応はLANで接続された他のMacにストリーミング配信するという使い道になっているのだけど、接続先をIPで指定してやると、最大5人とはいえインターネット経由での共有ができてしまう。これ良く出来ていて、回線状態が良好であれば、殆どローカルのライブラリと同じ感覚で、サクサクと他人のiTunesのライブラリが聴けてしまう。

こんな面白い機能を皆が放って置く訳が無く、早くも公開iTunesのディレクトリサイトが立ち上がったりしてる。結構あちこちのblogで取り上げられているみたいなんでここには書かないけど。

果たしてこの遊びの違法性は? というのがこの記事
「iTunes4の音楽共有機能は違法か?」

JASRACの見解も書かれていてなかなか突っ込んだ内容。(レコード協会にも問い合わせているが今のところ回答なし)。もちろん、私的利用の範囲を超えるような使い方はすべきではないという真っ当な結論で、これはおっしゃる通り。でもユーザーとしては「ファイル共有サービスと違って、ストリーミングだから問題なしでしょ」というのが素直な感覚でしょう。Napsterですら、CDの売上に貢献するという調査結果を出したところがあったくらいだから、これが業界に実質的な損害を与えるとは思えない。むしろとても有効なプロモーションになると思う。実際僕もいくつか共有サーバにお邪魔してみたけど、早速何枚か、今度買ってこようと思うアルバムが出てきた。Amazonやタワレコ、HMV等のオンラインショップの試聴って、30秒しかないし、ちょっとマイナーなものだと試聴ファイルが用意されてないから、あんまり参考にならないんだよね。その点iTunes共有で趣味の合う人が見つかると、未知の音楽と出会えて世界が広がる。

米Appleの本音はどうなのだろう? この機能ががいろいろと問題を引き起こすことは分かっていたはずだよね。以前は「Rip, Mix, Burn」なんて言っていた位だし、Music Storeの割と緩やかな著作権保護を見ていると、「友達5人くらいで共有できた方が音楽産業は盛り上がるよ」という考えなのか(ちなみにMusic Storeで購入した楽曲はストリーミング共有できないらしい。技術的に難しいからやっていないのか、わからないけど)。Windows用のiTunesも開発中らしいけど、この機能は搭載されるのかしら?

記事の内容に戻ると、自分や家族の使用については、インターネット経由でも問題ないというJASRACの見解が出ている。ということは、もっと汎用的な、Webベースのインターフェイスによる「自分用の」ストリーミングサーバをネット上に立ち上げることもOKか。ここはちょっと安心。今後アップルとJASRACとの間で話し合いが持たれるということだけれども、むむっ、どうなるのか。

で、話はこれで終わらなくて、今度はこの共有ライブラリを、ストリーミングじゃなくてダウンロードできてしまうツールが出現し始めた。これはちょっとマズイ。一部は喜んでいるかもしれないけど、公開iTunesで遊んでいた人の多くはこれを快く思っていない(と信じたい)。あくまでも聴いてもらうだけのつもりで公開したのに、自分の知らない内に勝手にダウンロードされるのは気分が悪いし、せっかくの遊び場自体潰されるかもしれない。この影響で、Spymac.comにあったディレクトリサーバはサービスを一時停止してしまったし、国内のディレクトリサーバに公開していた人の何人かも、このツールを知って公開を止めてしまったらしい。ただこれはApple側が対応すれば防げる穴かもしれないんで、共有機能を残したまま早急にパッチが出ることを期待したい。

2chの「iTunes4共有機能議論は此処で!! 」スレが色んな意見が出ていて面白い。
「俺、音楽は全部MXで落としているからCDなんて買わない」って平気で言う奴をチャットで見かけたりしてこの馬鹿野郎とか思うんだけど、自分だって学生の頃レンタルや友達からCD借りてカセットテープに取るのは全く悪いと思ってなかった訳だから、同じ感覚なんだろうな、とも思う。ストリーミング共有なら罪にならないと信じている人がダウンロードツールを使う人を非難したところで、お上の人から見ればどっちも悪。ネットラジオにも関係してくるこの問題、自分もどう折り合いをつけるべきか考えるところは多い。まあ大事なのは「Respect Our Music」ってことで一つ。

May 20, 2003

(久しぶりに)Live365更新

live365.gifLive365の放送を更新しました。イアン・カーティスの命日も過ぎたということで(昨日はBlue Monday)、マンチェ特集終了、通常営業に戻ります。またまたとっちらかった選曲ですがお暇なら聴いて下さい。

Live365の放送プランが来月から若干変わるみたい。何ヶ月かまとめて契約・支払いをすると多少お安くなります。基本の100MB借りられるパッケージが、通常$9.95/月のところ、1年分まとめて払うとひと月あたり$7.45まで値下げに。それにライブストリーミング機能(10人)等が付いた一つ上のパッケージが$14.95~$19.95/月、もう一個上の300MBスペースと30人接続のライブストリーミングのパッケージが$18.95~$24.95/月となっております。

Lycosでやっていた代わりをLive365のライブストリーミングを使ってやろうかなぁとも検討中。洋楽オンリーになるとはいえ、とりあえず合法的に放送できる(厳密には微妙な問題もありますが)のはココだけですから。

April 29, 2003

Lycos MBC終了について

Lycosマイブロードキャスターの話の続き、ちょっと別のところに書いたので、関心ある方は呼んでいただけるとありがたい。

えー、とりあえず今週あたりから、MLF定期放送は、どこかでやってるんじゃないかしら。今後もよろしく。

なんだこのあいまいな記事は。

April 24, 2003

ネット放送システムあれこれ

Lycosマイブロードキャスターの代わりになりそうなネット放送システム・コミュニティあれこれ。

■見えチャット
ビデオチャット型の個人放送局コミュニティ。有料放送も出来るのが面白いですね。まあ素人がやる有料放送ってことは成り立つ方面は限られちゃうんだけど。音質はイマイチらしい。登録が必要。

■iVisit
これは完全なビデオチャットシステムですね。Mac版もあるのがよろしい。

■Yahoo! メッセンジャーチャット
おなじみ。すでに音楽のユーザールームはアダルトに次ぐ盛り上がり。元々音声会話を想定したシステムで無理やり音楽を流してるんで、音質は厳しいけど、チャットなんで交代で曲を流す遊びが出来る。コチラの「話すおしっぱなしツール」を使おう。

ラジオ系なら・・・

■ねとらじ
IceCastストリーミングサーバによる、ラジオコミュニティ。主にトーク系のラジオを、きっちり音楽著作権を守ってやりたい向きにはココでしょうね。アマチュアミュージシャンを中心にねとらじ内での使用許諾を取って楽曲を集めているので、その曲を使って合法的に放送ができます。

■JetCast
コレはLycosの感じに一番近いかも。JetAudio社提供の放送システム。基本はShoutCast / IceCastと同じようなシステムで、聞くだけならWinAmpだけでOK。JetAudio一式をインストールするとチャットも可能。Lycosと比べて、動画やキャプチャ画像は無いですが、マイクミキシングなど放送側の機能がなかなか豊富なのと、何と言っても良い音で流せるので、ラジオ局の代替ならコレかな。実際もうLycosから流れている人が結構いるみたい。

■PeerCast
注目のP2P型ストリーミングシステム。技術的になかなか興味有り。狭い帯域で大勢の人が聞けて、放送者の匿名性も確保できます。P2Pが機能するには聞くだけの人も他にリレーできるようにポートを空ける必要があるので、その設定とかでちょっとリスナーにとって敷居が高いかな。
初心者向けPeerCast解説ねとらじもいいけど、PeerCastもね

とりあえず自分、しばらくはJetCastとPeerCastとYahoo! メッセンジャーに適当に出没してみようかと。

でも実は、代わりのシステムを見つければ良いという問題でもないんだよね・・・

正直、音楽著作権の話をどこまでぶっちゃけて話すべきか、よく分からなくなってきているんですが、今回の一件、Lycos MBCをグレーゾーンと思って使っていたら「黒だよ」って言われちゃったわけで、それはLycosが黒と言ったというより音楽業界が黒と言ったと取ると、お気楽に別のシステムに乗り換えれば解決というものでも無いしねぇ。特にこうやってサイトででかでかと「ラジオやってまっせ」って言っちゃうのはちょっとアレなんじゃないかと。今更ですけど(笑)。
んーどうしよう。微妙なポジションを取りながら、この話は続く・・・

April 19, 2003

Lycosマイブロードキャスター サービス終了

あちゃ~。Lycosマイブロードキャスターが4月21日をもってサービス終了となってしまいました。「音楽著作権侵害に当たる違反行為が後を絶たない状況」という理由のためだそうです。

うーん。いろいろと言い