June 03, 2004

輸入CDの問題と言うよりも・・・

ラジオを聴いていただいた皆様ありがとうございます。

さて、気を落ち着けて今回の件で思ったこと。金曜日から昨日までの審議をネットで見ていて、途中から、輸入盤が止まるかどうかという話より、もっと前段のいきさつに腹が立ちました。

そもそも今回の法案は邦楽還流防止としては矛盾があったのだ。矛盾があるのを承知で、まあのらりくらりやり過ごせば通るから、というつもりだったんだろうね。まさか騒ぎがここまで大きくなるとは予想していなかったと思うけど、今更矛盾を認めるわけにはいかないし、ああやって誤魔化すしかないよね。いや、法文上内外無差別に、っていうのは理解したからさ、運用上はそうじゃないと言い張るなら、何も各国の物価水準とか「利益を不当に害する」の基準とか面倒な話しなくても、「法文上はこうですが、運用上は邦楽の還流のみを止めます。それ以外は文化庁の責任で止めません。安心して輸入して下さい。」と言えば済む話で、それなら矛盾は無いよ。でも結局「止めません」じゃなくて「止まりません」としか言えないわけでしょ? その時点で破綻している。

それよりも腹が立ったことは、28日の川内議員による質疑で明らかになった、著作権分科会のあり方や法案提出の過程。分科会の人選にも問題ありだけど、それでも分科会報告書にはどこにも還流防止措置の法案を作るべきとは書かれていない。「検討が必要である」はずなのに、全く都合のいい解釈で法案は提出され、根回しもバッチリ。首謀者は誰か知らないけど、ひどい話だ。

もしまだ中継を見ていない人は、5月28日と6月2日の川内議員の質疑だけでも是非見ておくと良いと思います。こんないい加減な文化庁の人達の判断で法律は決まっていくのかと。昨日の審議の最後の方、法案に「最初に」という一言を盛り込むかどうかの議論での河村文部科学大臣のオトボケぶりには、思わず本気でモニターをグーで殴ったよ。

謎工さんが書かれています。

近く、平成16年度の文化審議会著作権分科会が招集されるでしょうが、その人選・審議の公開性・委員が提出した資料が信用に値するものかどうかを、その議題が法案として提出に値するものかどうかを、常に監視し続けてください。

とのことです。この段階から声をあげていかないと不条理な法案もあっさり通ってしまうということを今回学びました。
それから、今回の還流防止措置の運用の指針は秋には公表すると審議で言っていましたから、これもしっかり覚えておきましょう。

CCCDと今回の輸入CDの問題で、「僕らはエンタテインメントを求めて音楽に触れているのに何でこんな嫌な気持ちにならないといけないんだ? もう音楽という趣味を止めたほうが幸せだよ」なんて思う事もあった。意識的にそう考えなくても、自分くらいの年齢だと同時代の音楽からは離れていくものなのだ。そうしてだんだんと音楽に興味を失う自分を想像してゾッとするんだけど。音楽自体に興味を失うのは極端でも、「もしCCCDばかりで買うCDが無くなってしまったら、余生は中古CDでも買って過ごすか」位はまじめに考えた。
でも結局そうやって逃げるのは得策では無いと判った。今のような文化庁のやり方を放っておいたら、今度は中古盤規制もやりかねない。他のエンタテインメントに逃げても同じ。PCとネットが一般的になった世の中に対応した、新しい著作物のあり方についてのビジョンが必要なのに、奴らにはそんなもの全く無いんだから。奴らに任せていたら将来ロクなエンタテインメントが楽しめない。
おそらく今回の事に限らず、僕等の知らない間に不条理な法はたくさん決まっているのだろう。当面音楽に関わる事だけでも精一杯で、なかなか他には目が行かないけれども、せめて自分の好きな音楽に関わる法については、常に関心を持って、必要ならば行動を起こすことを考えなくちゃね。「Music Liberation Front」というサイト名は伊達で付けたんじゃないのだ。

またこれからも奴らの邪悪な試みに触れて嫌な気分になることもあるだろうけど、それに対する行動は気の持ちようで楽しくなるはず。音楽は、特にロックという音楽は、昔からその怒りの衝動を娯楽に変える武器だったのだ。楽しみながら行動していこうと思います。

Won't Get Fooled Again!

June 02, 2004

著作権法改正案可決

おまえら輸入権と引き換えに何を失うことになるのか
覚えていやがれ!
ロケンロー!

・・・またあとでちゃんと書きます。

February 14, 2004

NTT、切手大の1GBメモリ「インフォ・マイカ」開発

音楽配信の普及でパッケージメディアはどうなるのか? って考えてると、結局自分はレコードの時代からの人だからなのか、やっぱりパッケージにも愛着がありまして。でも次世代オーディオのDVD-AudioもSACDもCDと同じサイズの回転系メディアなんで、レコード→CDの時のようなインパクトは無いし、モノとしての愛着はやっぱりレコードに負ける。どうせなら思い切りコンパクト化の方向で、メモリカードが安く量産出来るようになったらそっちでいいな、ほらマイノリティー・リポートに出てきた透明なチップみたいなの、ああいうの未来チックでカッコいいよねー、と思っていたらもう出来ちゃったよ、すげー! コストの問題もクリアしてるし、既に音楽業界との話し合いも始まっているらしい。期待大。

Info-MICA情報

January 01, 2004

A HAPPY NEW YEAR

A HAPPY NEW YEAR

あけましておめでとうございます。
今年もMusic Liberation Frontをよろしくお願いします。

December 31, 2003

MLF2003年五大ニュース

MLF的五大ニュースというのを考えてみました・・・

5位:MOK Radioスタート
7月。ミュージックマシーン・タクヤさん、音楽聴こうよ!・suさん、denkibiribiri・実験4号さん、音楽配信メモ・津田さんの音楽系サイト管理人4人がパーソナリティのネットラジオスタート(その後音楽聴こうよ!とdenkibiribiriのサイトは閉鎖、suさん休業中)。Live365のサービスを使った合法音楽ラジオです。その後、各パーソナリティの一人ラジオ「KOM Radio」、女子2人のトーク「プラシーボ百貨店」、週代わりのDJの選曲が楽しめる「POOL Radio」など番組が増え、ラジオポータル「radio.gs」として発展。今後も番組を増やす予定で、企画も募集中らしいですよ。他にも日本の方がやっているLive365ステーションが増えてきた気がします。そのうちサイトで取り上げてみようかなと思っています。

4位:iTunes Music Storeスタート
4月、アメリカでApple社の音楽配信サービスがスタート。1曲99セントのアラカルト方式。これをきっかけに、BuyMusic.com、MusicMatch Downloads、そして新生Napsterなど後続サービスがどんどん登場。来年もまだまだ新サービスが登場予定。そして日本でも・・・。

3位:Lycosマイブロードキャスター終了
4月。MLFが週一回のライブ放送に利用していたLycosの個人ネット放送サービスが終了。マイクとUSBカメラさえ繋げれば面倒な設定無しで誰でもネット放送局が作れる、素晴らしいシステムでした。このサービスがきっかけで知り合った人も多くて、良いコミュニティスペースでもありました。本当にこのサービス終了は残念。MLFはその後、いろいろ代替案を模索した結果、ひとまずライブ放送もLive365に移行。

2位:ファッキンCCCD
CCCDのリリースは今年も増える一方。アーティスト側からもCCCDを問題視する発言が時々見受けられて、事態の改善をちょっとは期待したんだけど・・・。痛いのはEMIグループの全世界的なCCCD導入。もう日本だけの問題じゃなくなってきてしまった。当サイトでは「WHO IS KILLING MUSIC」Tシャツを製作、予想以上の反響を頂きました。「来シーズンにはこんなの着なくて済むようになっていればいいな」とのメッセージを同封しましたが、この分だとちょっと・・・

1位:ジョアン・ジルベルト来日
1位は純粋に音楽の素敵な話題を。ブラジルにでも行かない限りその姿を拝むことは出来ないだろうと思っていたボサノヴァの父、ジョアン・ジルベルトが来日。自分は横浜の公演に行きましたが、素晴らしかった! 72歳にしてまだまだ現役の「声とギター」を堪能できました。

さて、音楽業界の動向としては相変わらずCDは売れない、一方でCCCDのリリースは増えるし先行き暗い感じですが、自分について言えば去年以上に沢山の新譜を買ったし、「最近の音楽がつまらなくなった」というのも大ウソだと思います。探せばまだまだ良い音楽は生まれていますよ。この「探せば」というのがこれからの時代の音楽への接し方のポイントで、最近のエントリーでもそのヒントになりそうな話題を意識して書いたんだけど。ネットラジオも音楽探しに役立つ存在としてもっと市民権を得て欲しいし、新生Napsterの聴き放題サービス等は、正に自分の耳で音楽を探せる格好のサービス。

来年早々にはソニーがアルバムにCCCD導入という嫌なニュースがあるし、アメリカでのCCCDリリースがどうなるかも気になります。一方DVD-AudioやSACDのリリースも増えそうで、これがどの程度普及するのか。そして一番気になるのは日本での音楽配信サービスの動向。日本版iTunes Music StoreやNapsterが、レコード会社のちょっかいで失望する結果に終わらないことを祈ります。

それでは皆様、良いお年を!

December 25, 2003

Live365 - BEST OF 2003

live365.gifLive365のプログラムを入れ替えました。BEST OF 2003な選曲になっています。
また、本日のライブ放送も2003年ベスト特集でお送りします。2時間では入りきらないので10時ごろからボチボチ放送してます。お時間ありましたら聴いてください。
年明けにはサイトの方でも2003年マイベストを発表したいと思います。

June 29, 2003

Live365更新(グレードアップ!)

live365.gifLive365の曲を入れ替えました。今回から放送プランをアップグレードしたので、1周100曲、6時間に増やしました。これでもまだ半分しか使ってないので、例えば4時間のプログラム3本を日替わりにしようか、あるいはアトランダム放送の間に時間を決めて2時間ほどの特集(「今月の新譜」とか)を入れようか、などと考えてます。
プランをアップグレードしたのはライブ放送を試したかったからなんですが、とりあえず毎週木曜、23時~25時に、以前のLycosのような感じで生放送やってます。チャットとジャケ写付です。よろしく。

March 28, 2003

Live365放送更新

live365.gifLive365の放送を更新しました。今回は「24HOUR PARTY PEOPLE」公開記念で、マンチェスターな感じでお送りします。こんなアーティストを流しています。ベタな選曲ですけども。
LycosかYahooチャットあたりで不定期放送もするかもしれません。よろしく。

March 03, 2003

Live365放送更新

live365.gifLive365の放送を更新しました。春らしく、ネオアコ~ソフトロックっぽい曲が多いかも。よろしく聴いてくださいませ。

最近最初にプレイヤーウィンドウが立ち上がるときに、動画の広告が入るみたいなんですが、環境によっては、ここで不具合が起こってブラウザが落ちてしまうことがあるような。(・・・困るなぁ)そうなった場合もめげずに再度開いてみてください。すみません。なんだか音声広告も長くなっているような気がするし、ポップアップ広告も時々馬鹿デカイのが出てきたりねぇ・・・。

Creative Commons解説

Internet Magazine4月号に、Creative Commonsについてのわかりやすい解説記事。サイトにもこの記事のPDF書類が置いてあるのですが、この記事自体Creative Commonsのライセンス下にあるということです。

February 24, 2003

JASRACと音楽著作権

音楽配信メモ 2/21の記事に「JASRACと音楽著作権」をめぐる話題へのリンクが集められていて、いろいろ考えさせられます。

記事の一つ、「Who Killed the Web Music?~日本のインターネットが音楽データを配信できない理由」。なぜ日本で音楽ネットラジオが実現できないか。97年と結構昔の記事なので、以後JASRACはネットでの音楽配信についての料金を制定したり進展があったのですが、レコード会社側の態度はそのまま。RealAudioがストリーミングのプラグインとか出したのってNetscapeが登場して間もない1995年頃ですよね? そういう音楽配信技術が登場してもう8年も経つというのに何をやってるのかしら。

あと面白かったのはサイト上の歌詞引用についてのJASRACとのやりとりを載せた、「JASRACとの往復書簡」。コレまだ決着ついてないのかな。(というかJASRACフェードアウト?)

January 01, 2003

A HAPPY NEW YEAR

明けましておめでとうございます。


昨年はネットラジオを聞き始めたことや、このサイトを始めたこともあって、ちょっと遠ざかり気味だった音楽という趣味に再び戻ってきた年だったんですが。昨年後半は今までになくCDをたくさん買ったりしたんですが、同時に、まだまだ自分の知らないところに良い音楽はたくさんあるんだろうなぁと、思い知らされた一年でした。こうやって一生良い音楽を探し続けることになるのかな(そうなれたらいいな)と。ジャズやクラシックにはまだ未知の世界が待ってるしねぇ。年を取ったらその辺りも聞きたいし。いや今聞いてもいいんだけど、とてもそこまで手が回らないですよ~。
今年はライブももっと行きたいかなぁ。では本年もMusic Liberation Frontをよろしくお願いします。

December 22, 2002

Creative Commons / OCPL

CCCDやネットラジオの話題を追いかけていると、「誰のための著作権?」「著作権の本当の意味って?」と考えさせられることが多い。・・・と、そこへ最近登場した、著作物を公開・共有することに目を向ける新しい著作権ライセンスの話。

先週のニュースですが、
自由に使える著作物を公開するための新著作権ライセンス「Creative Commons」(Internet Watch)

このライセンスでは、クリエーターが自分の望む形のライセンス形態を選ぶことが出来る。「非商用ならばご自由に」とか「改変してもいいよ、でもクレジットは記載してね」とか。作られたライセンスには、コンピューターが処理できるコード部分(RDF形式)が含まれるのがミソ。これによって、利用する側にとっては、自分の目的に合った著作物の検索が容易になります。

そして日本でも、音楽に関しては、「OCPL (Open Creation Public License)」という同様の主旨のライセンスが存在しています。ライセンスの内容を、商用・非商用利用の可否、改変の可否等を基準に、5ケタの数字でわかりやすく表しているのが特徴。これも検索に便利ですね。

自分でラジオ番組・テレビ番組みたいなものを作って、ネットを通じて放送することが、ホームページを作るのと同じくらいお手軽にできる世の中になってきました。それなのに、BGMの一つを使うのにも面倒な手続きが必要(・・・どころか、日本ではネットでの楽曲使用に殆どのレコード会社がOKを出さない)というのはいただけない。一方、そういうことならどしどし自分の曲を使ってくれと思っているアーティストも多いはず。そこをうまく取り持つ存在となるこの手の新ライセンスに注目。


Creative Commons
Lawrence Lessig教授(同団体会長)の東京での公演
creative commons 日本語情報
自由なコンテンツのためにCreative Commons (Slashdot Japanスレ)

(ネタ元:Aga-Ye!! : Kasedac, Going My Way

December 19, 2002

KRAFTWERK

We are the robots~♪